ここ5~10年で注目されるようになった、ジュラワイン。

品種、香りや味ちょっと特徴的なので、いつもと違うワインが飲みたいというときに合いそうなワインです。

というのも、

  • 今はジュラでしかほぼ栽培されていない品種
  • ジュラ特有のワイン

があるからです。

ということで今日はフランスワイン生産地のひとつ、ジュラについてサクッと解説します。

ジュラ地方の概要

ジュラ地方はどこかというと、かの有名なブルゴーニュの北東に位置し、スイスとの国境付近にあります。

フランスとスイスの国境にあるジュラ山脈がその地域名の由来です。

山に囲まれた標高400m程度の高原で、平地は少ない地域。

メガネ
ワインの場面ではジュラ・サヴォワ地方とひとくくりにされていることが多いけど、ジュラとサヴォワは100kmくらい離れているので気候はまた異なるよ!

 

コンテ・チーズが名産品です。

ジュラ地方の主要ワイン品種

ジュラ地方でおもに栽培されているのは現在は5種類です。

白ワイン用の

  • サヴァニャン
  • シャルドネ

赤ワイン用の

  • プルサール
  • トゥルソー
  • ピノ・ノワール

です。

19世紀にぶどうの木がやられるまではピノ・ムニエやガメイなども栽培されていたようですが、現在はこの5つが主要品種です。

なじみのない品種が半分くらいありますよね・・・。

シャルドネやピノ・ノワールは他でもよく見かける品種ですが、プルサールはジュラ地方発祥の品種です。

ピノ・ノワールの解説については、ピノ・ノワールは酸味が美味しい!?いう記事をご覧ください。

ちなみに、ジュラ地方のピノ・ノワールを飲んだら、

  • 香りは強いけど味はエレガント
  • でも香りだけだとピノにたどり着かない・・・
  • のどごしで酸を感じる

という感じでした!

サヴァニャン

もともと東欧~イタリアにかけて栽培されていた品種、サヴァニャン。

メガネ
アニメのジ○ニャンみたいでかわいい名前だよね!

ジュラ地方には、十字軍遠征のときにハンガリーの修道士から苗木が贈られたといわれています。

今もハンガリーでは少し栽培されているようですが、オーストリアでは今はサヴァニャンの栽培は確認されていません。

このサヴァニャンは、ゲヴェルツ・トラミネールという品種の親せきです。

トゥルソー

トゥルソーはもとはスペインのカタルーニャ地方の品種ですが、現在栽培されているのはジュラ地方のみです。

諸説ありますが、18世紀頃に伝わったとされ、皮が厚く身が小さいのが特徴です。

味はピノ・ノワールとプルサールの中間とのことですが、僕はまだ飲めていません・・・

ただピノ・ノワール感があるということは、酸味がある程度ありそうですね。

ジュラ地方特有のワイン

↑左側がヴァン・ジョーヌです。(※右側は土のつぼで熟成されたサバニャン種の白ワインです)

ジュラ地方特有のワインが2種あります。

  • ヴァン・ジョーヌ(vin jaune)
  • ヴァン・ド・パイユ(vin de paille)

メガネ
日本語に訳すと黄ワインと藁(わら)ワインだよ

どちらもスペインのシェリー酒が起源とされています。

ヴァン・ジョーヌ

黄色ワインという意味のヴァン・ジョーヌは、ジュラ地方特有のワインのひとつです。

その名のとおり、色が黄色。

特徴としては

  • 品種はサヴァニャンのみ
  • 酸膜酵母によって熟成される(酸化熟成)
  • 最低6年熟成させなくてはいけない

といったところ。

AOCで制定されているため、上記の3つを満たしていないとヴァン・ジョーヌと名乗れません。

香りから酸味を感じ、アルコール度数も高めのワインです。

メガネ
あまりワインとは合わないとされる魚卵系(いくらや数の子など)との相性が良く、あるお店の方によると、お正月に飲むと最高!とのことですよ

酸膜酵母とは?

ヴァン・ジョーヌは樽にワインを満タンにせず熟成させ、かつ補充もしないため、熟成しているうちに皮膜ができます。

この皮膜が酸膜酵母です。

この酸膜酵母で熟成させていくのがヴァン・ジョーヌ。

6年間継ぎ足しせずにそのまま発酵させるからすごいですね!

フランスワインの法律で制定されている中では最長の熟成期間です。発酵の過程で徐々に黄色になっていきます。

この皮膜はFleur du Vin(フルール・デュ・ヴァン)とも呼ばれますが、実際はグレー色とのこと。。

一歩踏み込んだ解説をすると・・・
酸膜酵母は人工では作れない天然モノ。
なので樽によってできたりできなかったりするのだとか!
なので、酸膜酵母ができなければ、普通の白ワインとしてリースすることもあるそうです。
1番古い樽は200年使っているとか・・・!

ヴァン・ド・パイユ

こちらは訳すと「藁ワイン」。

特徴は、

  • 藁を入れた箱の中で数ヶ月ぶどうをかけ干ししてからワインにする
  • 品種はサヴァニャン

で、甘口のワインです。

色はブロンズのような、ピンク色のような感じです。

つまり、サヴァニャンを干しぶどうにしてからワインにしているということです。

一歩踏み込んだ解説をすると・・・
なぜ藁をいれた箱の中で発酵させるかというと、ジュラ地方は雪がすごい降るため、天日干しができないからです。天日干しの代替案ということですね!
ちなみに、フランスでかげ干しぶどうでワインを造るのは、ローヌ地方のエルミタージュとジュラ地方の2ヶ所だけです。

まとめ

いかがでしたか。
今日は、フランスのワイン生産地域のひとつ、ジュラ地方のワインについてサクッと解説しました。

品種、香りや味ちょっと特徴的なので、いつもと違うワインが飲みたいというときに合いそうなワインです。

見かけたら試してみてくださいね!

最後までお読み頂きありがとうございました。

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